少ない資金でも“レバレッジ”をかければ大きな取引が可能なFX。10000円ほどの証拠金があれば取引が可能である。レバレッジをかければ、損失を被ると大きいがリターンも大きく期待できる。そんな人気のFX取引にも規制が入りそうだ。
10日、外国為替証拠金取引(FX)業者が加入している金融先物取引業協会が、FX取引の自主ルールの策定に向けた調整に入った。今後専門部会を設置し、規則の具体案や実施時期を協議する模様。
つい先日、各FX業者が信託保全を義務付けれたところだが、さらに規制が入ることになる。「より安全に健全に」を目指して、レバレッジやスプレッドの上限を定める方向でいくようだ。また、投資家の損失が一定額以上に膨らんだ場合の強制決済(ロスカット)についても、あらためて取り決めていく。
投資家を損失から守るという意味では、レバレッジの上限を下げるのは正解。FXで莫大な借金を抱える率も多少は下がるだろう。ただ、それがFX取引の魅力なだけに反論はありそうだ。一日で何回もの取引を繰り返して利ザヤを得る「アクティブトレーダー」には、多少不利な材料になるかもしれない。
最近、架空請求問題がニュースで取り沙汰されている。出会い系サイトやアダルトサイトの利用料として、某大な料金を請求してくるという。しかも、何年も前に少しサイトを覗いた程度でも、今頃になって料金請求してくる業者もあるらしい。“FX業界健全化理論”で言えば、出会い系サイトやアダルトサイトはなくなるのだろうか?
一見共通項のない上記2つの話だが、「ユーザー保護」という大きな共通点がある。投資家、サイト閲覧者を被害から守りましょう、というもの。これはどうなんでしょうかね?大きなレバレッジをかけなければ、怪しいと思ったらその先のページには入らない、それでいいのではないでしょうか。
どうも最近さまざまなニュースを見ていると、「自己責任」という言葉を理解している人間が少なくなってきている。投資詐欺にしても、詐欺に遭った人は「自ら選択した結果である」というぐらいの認識を持つべき。ま、何かのせいにする方が楽ですからね。
今回のFX取引ルール規制は、投資家保護という側面から見れば重要なこと。ただ、しっかりした信用できるFX業者を選ぶなど、投資家側の意識のほうが大事。今さら当たり前のことですが、高レバレッジでの取引を薦められて大損しても、業者のせいにするのはやめましょう。そういう依存的な人があまりにも多過ぎますから・・・。