マネックスFX
FX用語ホーム > 

円高と円安の影響

  ここんとこ円高が急速に進んでいる。この原稿を書いている地点で1ドル=91円15銭。若干戻してはいるが、昨年の12月17日には一時95年7月以来の円高ドル安水準となる1ドル=87円13銭をつけた。
  ニュースを見ていても円高、円高と騒いでいる。外国人観光客には厳しい状況で、年末年始に日本を訪れた外国人は昨年よりも激減したらしい。
  輸出企業など、例えば自動車業界のトヨタなどは、1円の円高ドル安が進むと年間の営業利益が350億円減少するともいわれており、輸出企業にとっては苦しいときだ。しかし、円高ゆえのメリットももちろん存在するのも事実。
  経済初心者の方のために、ここであらためて円高と円安のメリット・デメリットについて書いておきます。知っておくと何かしら生活に便利な側面もあるかと思います。
  まず円高について。円高というのはドルに対して円の価値が高い状態のこと。何円からが円高という明確な規定はないのだか、1ドル=100円から1ドル=98円になれば円高ということになる。つまり、日本側から見ればこれまで1ドルのものを買うのに100円払っていたが、98円で買えるようになるわけ。円の価値が上がったわけだ。
  今年の年末年始は多くの日本人が韓国に旅行へ行ったとニュースで流れていたが、これは円高の恩恵を受けている。要は、旅費や向こうで使うお金が安くで済むということ。逆に、日本へ来る外国人旅行者はこれまでよりも多くのお金を費やすことになる。
  日本国内においても、電機屋やスーパーなどで“円高還元セール”などが行われている。安くで輸入できるため、価格を下げることができるわけだ。前述したトヨタなどは輸出業者のため、円高になると外国で売れなくなる。その他の輸出メインの企業も同様に、円高だと景気が冷え込む。
  FXが今、急激に新規口座開設が増加しているのは、この円高の影響もあるかもしれない。今のうちに米ドルを買っておいて、円安に傾いたときに円に交換しようという目論見だ。外貨取引の基本のかたちである。
  では、円安を見ていこう。円安というのは、ドルに対して円の価値が下がること。1ドル=120円などは、いわゆる円安である。円安になると輸出業者が潤う。簡単に言うと、日本製品が安くなるのでバンバン買われるわけだ。逆に輸入業者は厳しい。円が安いので材料費のコストなどがかさんでしまう。
  このように、円高・円安というのは生活にとても密着している。FX取引をするならもちろん知っておかないと話にならないが、FXや外貨投資に興味がなくても、円高や円安の理屈、仕組み、メリットやデメリットは知っておいて損はない。経済と聞くとどうしても難しく考えてしまいがちですが、以外と身近なものなのです。

新着コラム
FX スプレッド
注目情報
  • ハイリターン資産運用

    FXはレバレッジを効かしたハイリスク・ハイリターンの資産運用である

  • 損切りを徹底

    損失を拡大させないためにも、ストップオーダーを利用して損切りを徹底せよ

  • 友達は絶対に持ってない!証券会社選び

    取引手数料、金利、レバレッジなどFX業者によって違う。自分にとってベストな選択を