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おいしい話にはご用心?

  いつの時代でも詐欺行為はあるもの。おいしい話にまんまと乗り、お金を騙し取られるのは今も昔も同じ。騙される人も同じようなタイプの人間であるのがまた滑稽。まして昨今の世界不況の中「簡単に儲かります」と流暢に話されたら、ホイホイとついていくのも無理ないのか?本当に簡単に儲かるのなら人には教えません・・・。
  つい先日、外国為替証拠金取引(FX)で大阪の詐欺会社が金商品取引法違反容疑で家宅捜索を受けた。「すご腕女トレーダー」と呼ばれていた「アライド」(大阪市)の女性代表(37)は、その流暢な口ぶりと自信で会員から「神」のように崇められていた。同社は約300人から計約24億円を集めたとされるが、昨年11月に配当を停止。代表社員は姿を消したままらしい。
  アライド会員は口を揃えて「あの人と話をしていたら嬉しくなる」「彼女のようになりたい」など、一種独特の空間を作っていた。傍からみれば(見なくても)言わば「宗教」である。たまたま道具が外貨取引であっただけで、昔からある手口だ。たぶん彼女はどんな手口でも騙せていただろう。
  「一人投資信託」、すご腕女トレーダーがやっていたことだ。不特定多数から資金を集め、しかも国に無登録のまま資産運用する。金融商品取引法違反である。中にはまじめに働いて貯めた1500万円もの大金を注ぎ込んだ人もいる。「今は一文無し。何が起きたのか、誰の責任なのかまず知りたい」と訴えているようだ。
  この手の詐欺・悪徳商法はこれからもきっとなくならないだろう。もちろん「すご腕女トレーダー」も悪いが、騙された人間にも問題があるかもしれない。路上で刃物を持って歩いていたら誰でも身を守ろうと逃げるが、この手の刃物はしっかり冷静に見つめないと目に見えない。話の奥に隠された「刃物」を察知できるよう、誰もが訓練しなければいけない時代である。

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