スワップ金利、金利スワップ、スワップポイント・・・
呼び方もさまざまで、インターネット辞典のウィキペディアでも「スワップ金利」と「金利スワップ」の2通りがあるぐらいですかねぇ。
まず「スワップ金利で儲ける」という言葉。FXにおいては当たり前というか、何を今さら・・という感じですが、「スワップ金利で損をする」ということ、初心者の方はちゃんと頭にあるでしょうか?当たり前のことなのですけど、日本の銀行に預金している際の「金利」とは性質が違いますから、そこんとこ意外と履き違えている方もいるのでは・・・
FXを始めたばかりの初心者の方は「さあ、儲けるぞっ!」てなもんです。レバレッジをかけてスワップ金利でお小遣いを♪と意気揚揚。ここではレバレッジは置いておいて、スワップ金利ね。もらえるばかりではなく「支払う」場合もありますよぉ。正確には「スワップポイント」という言い方をするんですね。
日本の銀行口座に預金していたら、まあほとんど金利なんてもらえませんが「持っていかれる」ことはありませんよね。そんなことがあったら日本の銀行は倒産するでしょう。そこで、そんな増えもしないところ(日本の銀行口座)に置いておくよりは、外貨に換えて一儲けしませんか?とゆーのが、いわゆる“FX”という資産運用です。
お金持ちの投資初心者なんかは、FX業者の甘ーい言葉に乗せられて・・・。よくある話ですが。まず、「スワップ金利」は日本の銀行口座における「金利」と性質が違う。正確にはスワップポイントと呼ぶのは前述した通りですが、「買いの通貨」の金利のほうが低ければ、こちらが金利(スワップポイント)を支払わなければならないわけ。
そもそも金利というものは「マイナス」もあるんですけどねえ。例えば、貸金業に融資を受けたりしたら、年利○○%とかで金利を払わなければいけない。ま、この場合は金利というよりも「利息」ですが。つまり、「金利が儲かる」というのはFXにおいては間違いなのであります。
じゃあ、「金利の高い通貨を金利の低い通貨と交換したら絶対損するの?」という疑問が生じます。日本の政策金利はだいたい0.3%、アメリカは1%なので、米ドルで日本円を買ったら損するのか?それは違います。スワップポイントだけでいえば損益が出ますが、為替レートもありますから、円安の時にドルで円を買えばいいわけです。
こんな風に、FXにおけるスワップポイント(金利)と日本の銀行口座における金利とは、まったく異なるわけです。しかも昨今の世界的な金融危機の影響で、世界各国の金利は大幅に低下しています。つまり、スワップポイント狙いのFX取引(キャリー取引)は、現状厳しくなっているのです。
こんなふうに、FXという資産運用はレバレッジ、スワップポイント、為替レート、景気・・・、さまざまな要因で成り立っています。今回お話したスワップポイントは、そんな中の一要素に過ぎません。しかし、最低限言葉の意味をしっかり把握しておくことは「勝つ」ために大切なことなのです。